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振り飛車党サラリーマンの将棋系雑記ブログ

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先手中飛車vs.飯島流(鈴木八段の飯島流対策)

こんにちは、実戦練習はもっぱらウォーズ3切れのぐるーまんです。
今回は飯島流に対する先手中飛車の対策を紹介します。
紹介する棋譜第24期竜王戦2組 鈴木大介八段 - 真田圭一八段戦です。
真田八段の飯島流に対する鈴木八段の対策があまりに見事だったため、当時ネットで飯島流に対する決定版かと話題になりました。

ただし、 
結果的に飯島流自体が激減する
      ↓

半年に一回程度遭遇する
      ↓

その頃には対策が記憶の彼方に忘れ去られている
という悪循環が私のなかで発生しているため、自分の勉強の意味も込めてこのブログにて紹介したいと思った次第です。

初手より
▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △8五歩 ▲7七角 △5四歩 ▲5八飛 △3二銀
▲5五歩 △同 歩 ▲同 角 △5二金右 ▲4八玉 (下図)

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5筋の歩は角で交換する

△3二銀の飯島流表明に対して先手は5筋の歩を交換します。
ついつい▲5五飛と王手で行きたくなるところですが鈴木八段の指し手は▲5五角。
7七に途中下車しており一手損のため、知らないとなかなか指せない手です。

対して次に▲3三角成の王手角取りがあるので△5二金はほぼ絶対手。
その後先手は悠然と▲4八玉。

上図以下
△3一角 ▲7七桂 △6四歩 ▲6六角 △5三角 ▲3八玉 △4二玉 ▲5四歩 △6二角 ▲6五桂  (下図)

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必殺▲6五桂

▲4八玉に対して△8六歩が気になるところですが、以下▲同歩 △同飛 ▲8八飛 △同飛成 ▲同銀の局面は後手の角が働いておらず、先手がよいでしょう。

△3一角に対して▲7七桂で全軍躍動。もはや8筋を受ける気はさらさらありません笑。このまま▲5四歩~▲6五桂を許すと後手陣は崩壊するので△6四歩が絶対手になります。

▲6六角では▲3八玉も自然な一手だと思います。おそらく△6二銀に▲5五飛 △6三銀 ▲8五飛の様な順を見せているのでしょう。(下図)

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△4二玉は少し危険な手でした。すぐさま▲5四歩から攻めかかります。そして▲6五桂が狙いの一手。これで後手陣は崩壊します。

▲6五桂以下
△同 歩 ▲7五角 △5三歩打 ▲同 歩成 △同 角 ▲同 飛成 △同 金 ▲5四歩打 △5二歩打 ▲5三歩成 △同 歩 ▲2二角打 (下図)

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こびん攻めが厳しい

△6五歩に▲7五角のこびん攻めが厳しい。以下角のにらみを活かしてどんどん攻めます。上図は桂金交換の駒であり、1一の香取りにもなっています。先手大優勢ですね。上図以下△1二飛には▲1一角成 △同飛 ▲2二金から駒得を拡大できます。

以下終局まで棋譜のみ紹介します

上図以下
△6三桂打 ▲5七角 △8六歩 ▲同 歩 △8九飛打▲1一角成 △9九飛成
▲2八王 △9七竜 ▲2二香打 △3一金 ▲1二金打 △6六歩 ▲2一香成
△4一金▲1三角成 △6七歩成 ▲6四歩打 △5五桂 ▲2二成香 △9八竜
▲5八歩打 △4七桂成 ▲3二成香 △同 金▲2二金 △同 金 ▲同 馬
△5八と ▲同 金 △同 成桂 ▲6三歩成 △4八成桂 ▲5四桂打
まで69手で先手の勝ち (下図)